2019年3月31日、JR北海道石勝線夕張支線(新夕張駅~夕張駅)の営業が終了しました。明日2019年4月1日付で夕張支線は廃線となり、1892年の開業以来石炭の輸送、そして夕張市民の足として127年にわたり親しまれた鉄道路線はその役目を終えました。

夕張支線は1892年、夕張炭鉱における石炭採掘開始にあわせ北海道炭礦鉄道が室蘭線の支線(のちに国有鉄道が夕張線と命名)として敷設、1981年に新夕張駅(1892年の開設~1981年までは紅葉山駅)~新得駅間の開通時に追分駅~新得駅間を「石勝線」と命名、新夕張駅~夕張駅間は石勝線の支線となりました。
その後、1987年に夕張炭鉱が事実上閉山すると夕張支線をめぐる環境は急速に悪化、夕張市では現在の人口が1万人を切り炭鉱に代わる新たな産業を見出すことができないまま財政破たんを迎えてしまいます。
営業運転最終日となった31日は、各地から多くの鉄道ファンが詰めかけ日本の成長を支えた路線との別れを惜しんでいました。
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