阪急京都線では、2019年1月19日の始発より新たな列車ダイヤでの運行が開始されます。今回のダイヤ改正では、列車種別の設定状況についても変化が生じるため、改めて列車種別の紹介を行っていきます。
イメージ 1
【新ダイヤでの停車駅パターン一覧】
※堺筋系統の準急は梅田駅には乗り入れません。快速特急「あたご」と表示されている列車の正式愛称は「おぐら」です。

普通  Local

イメージ 2
運行時間帯:終日
運行区間:全区間
停車駅:各駅
車両:4R・6R(嵐山線)、7R・8R(京都線・千里線梅田発着系統)、HK・OM8R(京都線堺筋方面系統)
解説:阪急京都線系統の各駅停車として運行。京都線系統では昼間、高槻市駅より京都方面へは入ることがない。嵐山線では基本的に6300系4両編成が充当されるが、検査等で車両不足の場合や多客時には7300系、8300系6両編成が代走として入線することがある。

準急  Semi Express

イメージ 3
運行時間帯:終日(京都線梅田発着系統)、平日夕ラッシュ・休日昼(京都線堺筋方面系統)
運行区間:京都線・千里線・堺筋線
停車駅(梅田発着系統)梅田/十三/南方/淡路
停車駅(堺筋方面系統)天下茶屋~天神橋筋六丁目間の各駅/淡路
停車駅(共通)淡路/上新庄/南茨木/茨木市/高槻市/高槻市~河原町間の各駅
車両:7R・8R(梅田発着系統)、HK8R(堺筋方面系統)
解説:阪急ではほぼ終日走行する基本種別の一つ。堺筋線に乗り入れる系統と梅田を発着する系統の二つがあり、高槻市駅より京都方面では昼間の普通列車がない分その代わりを務めている。堺筋方面系統では大阪メトロの66系は一切使われない。

快速  Rapid Service

イメージ 4
運行時間帯:平日早朝・夕ラッシュ時・12月31日深夜~1月1日未明の終夜運転
運行区間:京都線
停車駅:梅田/十三/南方/淡路/上新庄/南茨木/茨木市/高槻市/長岡天神/桂/西院/大宮/烏丸/河原町
車両:8R、9300系(終夜運転)
解説:夕ラッシュ時には河原町行きが、早朝には梅田行きが運行されるレア種別。ちなみに、終夜運転時には9300系が優先的に投入されるため「乗り得列車」と化す。

快速急行  Rapid Express

イメージ 5
運行時間帯:平日朝ラッシュ時、平日夕ラッシュ以降、休日朝、休日夜
運行区間:京都線
停車駅:梅田/十三/淡路/茨木市/高槻市/長岡天神/(西向日)/桂/(西京極)/桂/西院/大宮/烏丸/河原町
車両:8R、10R(平日朝ラッシュ時)
解説:朝・夜の「特急」が走らない時間帯に特急の代わりに運行される。最高速度が110km/hのため3300系や5300系が使用される種別では最速達の列車になる。

通勤特急  Limted Express

イメージ 6
運行時間帯:平日朝ラッシュ・夕ラッシュ時
運行区間:京都線
停車駅:梅田/十三/茨木市/高槻市/長岡天神/桂/西院/大宮/烏丸/河原町
車両:7300・8300・9300・1300系8R
解説:平日のラッシュ時間帯に運行される列車のうち、最高時速が115km/hで運行される列車。淡路駅はダイヤが混み合って乗降時間を確保できないために停車しない一方、京都市内での停車駅を増やすこで京都市内からの通勤需要に対応しています。

特急  Limted Express

イメージ 7
運行時間帯:平日昼、休日昼
運行区間:京都線
停車駅:梅田/十三/淡路/茨木市/高槻市/長岡天神/桂/烏丸/河原町
車両:7300・8300・9300・1300系8R
解説:昼間時間帯に運行される種別。基本的に最高時速が115km/hで運行されているため7300系以降の列車のみが使用され、主に9300系が用いられる。

快速特急  Rapid Limted Express

イメージ 8
運行時間帯:休日昼(京都線)、行楽シーズン(とげつ)
運行区間:京都線・嵐山線(あたご)
停車駅(京都線):梅田/十三/淡路/桂/烏丸/河原町
停車駅(とげつ):河原町/烏丸/桂/上桂/松尾大社/嵐山
車両:7000系7006編成・7300・8300系6R(京都線)、7000・7300・8300系6R(とげつ)
解説:快速特急「京とれいん雅洛」として運行される列車種別と行楽シーズンに河原町~嵐山間で運行される臨時快速特急。「京とれいん雅洛」についてはこちらを参照

快速特急A  Rapid Limted Express

イメージ 9
運行時間帯:休日昼
運行区間:京都線
停車駅:梅田/淡路/桂/烏丸/河原町
車両:6300系6354編成、7300・8300系6R
解説:休日昼間に新設される快速特急の一つ。十三駅にホームドアが設置されると6300系が停車できないため十三駅を通過する列車として種別を変更することになった。

直通特急  Direct Limted Express

イメージ 10
運行時間帯:行楽シーズン
運行区間:京都線・嵐山線・千里線・堺筋線・神戸線・今津線・神戸高速線
停車駅(神戸線発着系統):高速神戸/花隈/神戸三宮/六甲/岡本/夙川/西宮北口/塚口/十三/淡路/桂/上桂/松尾大社/嵐山(あたご)
停車駅(今津線発着系統):宝塚~門戸厄神間の各駅/塚口/十三/淡路/桂/上桂/松尾大社/嵐山(とげつ)
停車駅(京都線発着系統):梅田/十三/淡路/桂/上桂/松尾大社/嵐山(さがの)
停車駅(堺筋線発着系統):天下茶屋/日本橋/天神橋筋六丁目/淡路/桂/上桂/松尾大社/嵐山(ほづ)
車両:7000・7300・8300系6R
解説:行楽シーズンに運行される嵐山線直通列車の総称。「おぐら」には一時的に大阪市交通局(現大阪メトロ)の車両も使用されていたが現在はすべて阪急者で運行されている。7000系が使われる運用は神戸線・今津線発着の列車、7300・8300系が使われる列車は梅田・堺筋線発着の列車である。