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2021年3月のダイヤ改正では、JR北海道とJR東日本の管内で19駅がその役割を終え地図上から姿を消す。
第2・3記事目では宗谷本線で廃止となる全12駅を6駅ずつ解説する。

[南比布駅]
駅名:南比布(みなみぴっぷ:Minami-Pippu)
駅番号:W-33
所在地:比布町南1線
駅構造:地上駅(単式1面1線:待合室)
開業日:1955年12月(国鉄:仮乗降場)
駅名由来:比布駅の南

駅概要:比布町市街地の南、幹線道路である国道40号線との交点に位置する小さな駅が南比布駅。国道沿いだから利用者が多い・・・という郊外の駅をイメージしかねないが、この駅周辺は国道のほかは田畑が広がる田園地帯そのものである。

[北比布駅]
駅名:北比布(きたぴっぷ:Kita-Pippu)
駅番号:W-35
所在地:比布町北5線
駅構造:地上駅(単式1面1線:待合室)
開業日:1955年12月(国鉄:仮乗降場)
駅名由来:比布駅の北

駅概要:生まれも見た目も名前も歴史も運命も南比布駅に近いな「北比布駅」、こちらも周辺は田畑しかありません。

[東六線駅]
駅名:東六線(ひがしろくせん:Higashi-Rokusen)
駅番号:W-39
所在地:剣淵町東町
駅構造:地上駅(単式1面1線:待合室)
開業日:1956年1月(国鉄:仮乗降場)
駅名由来:基線から東方6線にあることから

駅概要:鉄道防風林に囲われた場所にある東六線駅、駅名由来はまさに北海道らしいの一言に尽きます。待合室の駅名標は「東六線乗降場」、ちなみに国道40号に面した最寄りバス停、踏切名も「東6線」、川も「六線川」と『6線』がかなり印象的な感じでしょうか。

[北剣淵駅] 
駅名:北剣淵(きたけんぶち:Kita-Kembuchi)
駅番号:W-41
所在地:剣淵町藤本町
駅構造:地上駅(単式1面1線:待合室)
開業日:1959年11月(国鉄:仮乗降場)
駅名由来:剣淵駅の北、藤本町の「藤本」は人名(藤本本蔵という方からとられたもの)

駅概要:剣淵駅の北に位置する「北剣淵」駅は、開業当時から待合室はあるようなのですが駅名標が掲げられていません。一応道央道の北端である士別剣淵インターチェンジの近くにはありますが両隣の士別駅・剣淵駅の方が規模も利用者も多いためでしょうか・・・。

[下士別駅] 
駅名:下士別(しもしべつ:Shimo-Shibetsu)
駅番号:W-43
所在地:士別市下士別町
駅構造:地上駅(単式1面1線:待合室)
開業日:1955年12月(国鉄:仮乗降場)
駅名由来:「士別」からみて天塩川の下流に位置することから

駅概要:ほかの廃止予定駅と比べると待合室が立派に見えてしまう下士別(しもしべつ)駅、南へ進めば士別市の市街地があり住民も多いのですが川を挟むと一気にのどかな雰囲気に、自転車置き場があるってことはかつて利用者が多かったということでしょうか・・・。

[北星駅]
駅名:北星(ほくせい:Hokusei)
駅番号:W-50
所在地:名寄市智恵文北星
駅構造:地上駅(単式1面1線:待合室)
開業日:1959年11月(国鉄:旅客駅)
駅名由来:「名寄市の『北』側にあること」・「輝く『星』」の2文字をかけ合わせたもの

駅概要:駅利用者のほぼいない北星駅だが、その待合室には「毛織の北紡」という今はなき『北紡』の赤いホーロー看板が鎮座している。ある意味北海道らしい秘境駅だが、廃止後この看板がどうなるのか気になるところだ・・・。

[画像イメージ]
【2021年春ダイヤ改正】消える駅、生まれる駅(消える駅-1)のイメージ