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2021年3月のダイヤ改正では、JR北海道とJR東日本の管内で19駅がその役割を終え地図上から姿を消す。
第2・3記事目では宗谷本線で廃止となる全12駅のうち北側の6駅、そしてJR東日本の廃止駅の計7駅を解説する。

【JR東日本:赤岩駅】

駅名:赤岩(あかいわ:Akaiwa)
駅番号:未設定
所在地:福島県福島市大笹生字赤岩32
駅構造:地上駅(島式1面2線:待合室)
開業日:1899年5月(官営鉄道奥羽南線:信号場)
駅名由来:駅所在地最寄りの集落名

奥羽本線のなかでも、福島駅〜新庄駅間は通称「山形線」と呼ばれる区間であり、E3系新幹線電車をはじめとする在来線車体規格の新幹線車両・新幹線線路規格の在来線車両が使われている。1899年に板谷峠を貫通する鉄道路線が開業し、峠を超える列車の負担を減らすためのスイッチバック信号場として開設された赤岩駅は1910年の豪雨災害による不通区間の徒歩連絡駅として旅客営業を開始した。近年は駅周辺の集落が消滅し利用者すらいない状態が続いていたため2016年11月を最後に列車が1本も停車しない『休止駅』となっていました。

【JR北海道:宗谷本線】
[南美深駅]
駅名:南美深(みなみびふか:Minami-Bifuka)
駅番号:W-53
所在地:美深町字美深
駅構造:地上駅(単式1面1線:待合室)
開業日:1956年7月(国鉄:仮乗降場)
駅名由来:美深駅の南方にあることから

駅概要:1950年代の仮乗降場設置ラッシュに合わせて開設された駅で、駅前には緑色に塗装された鉄板?で外観を固められた待合室が設置されています。1日の列車本数は3.5往復、美深駅周辺とは異なり周辺は一面畑が広がっています。

[紋穂内駅]
駅名:紋穂内(もんぽない:Momponai)
駅番号:W-56
所在地:美深町字紋穂内
駅構造:地上駅(単式1面1線:車掌車改造駅舎)
開業日:1911年11月(鉄道院:一般駅)
駅名由来:アイヌ語(小さい野にある川)

駅概要:元々は貨物・荷物も取り扱う行き違い対応駅であり、ホームはしっかりとした造りとなっている。現在駅の前には国道40号線と接続する道道位しかないようですが、駅の近くには「青い星通信社」が運営しているホテルがあるようです。

[豊清水駅]
駅名:豊清水(とよしみず:Toyoshimizu)
駅番号:W-58
所在地:美深町字清水
駅構造:地上駅(島式1面2線:木造駅舎)
開業日:1946年10月(運輸省:仮乗降場)
駅名由来:駅近隣にあった2つの「清水集落」が豊かになるよう願い命名、「清水」はアイヌ語由来の河川名『ペペケナイ川』を日本語訳したもの

駅概要:宗谷本線の廃止予定駅では唯一の行き違い対応駅であり、駅舎は保線詰所を兼ねて設置されている。保線基地や継電連動機など運行上は重要な接続が揃う豊清水駅ですが、駅廃止後これらの設備はどうなってしまうのか気になるところです。

[安牛駅]
駅名:安牛(やすうし:Yasuushi)
駅番号:W-69
所在地:幌延町字開進
駅構造:地上駅(単式1面1線:車掌車改造駅舎)
開業日:1925年7月(鉄道省:一般駅)
駅名由来:アイヌ語(いつも魚をすくう所)

駅概要:かつて安牛の集落があった場所にポツンと存在する安牛駅、以前テレビ東京の「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ」でも『生活利用者がいない秘境駅』として取り上げられたことがあるくらいに駅の利用者はいないといいます。1950年代に制定された現在の地名「開進」の由来である『開拓を大いに促進する』はどこへと行ってしまったのか・・・

[上幌延駅]
駅名:上幌延(かみほろのべ:Kami-horonobe)
駅番号:W-71
所在地:幌延町字上幌延
駅構造:地上駅(単式1面1線:車掌車改造駅舎)
開業日:1925年7月(鉄道省:一般駅)
駅名由来:幌延駅よりも天塩川の上流部に位置していることから

駅概要:幌延町の中心市街地が幌延駅周辺に移るまでは上幌延駅周辺が幌延で最も栄えていたエリアであり、現在も駅前の民家に隣接して日本郵便の郵便ポストが設置されています。安牛駅と上幌延駅の間には「仮乗降場に由来する駅」と同様の構造をもつ南幌延駅があるのですが、両隣の駅である安牛駅・上幌延駅が『維持管理費用』を理由として廃止されるのとは対照的に『板張りホーム』であることや『両隣の駅間距離』から2駅の機能を代替できると判断され存続されると言うなんとも言えない結果に・・・。

[徳光駅]
駅名:徳光(とくみつ:Tokumitsu)
駅番号:W-75
所在地:豊富町字徳光
駅構造:地上駅(単式1面1線:待合室とトイレ)
開業日:1926年9月(鉄道省:一般駅)
駅名由来:元の地名は「福満(ふくみつ)」、同音の他駅と区別するために改名

駅概要:徳光駅は国道40号線に面している駅の1つではあるが宗谷本線はその先抜海方面へ、国道40号線は内陸部を経由して稚内市街地へと向かっていきます。この駅がある一帯は元々「福満」とよばれる地名でしたが、いざこの場所に駅を設置するとなって「ふくみつ」という駅名が既に鉄道省直轄の駅として存在していました。そのため駅所在地の地名そのものを変更してまで命名したのがこの『徳光』という地名なのである。
※1920年に鉄道省が中越鉄道を国有化した際に中越線(現在の城端線)として引き継いだ駅のひとつが「福光(ふくみつ)駅」である。


[画像イメージ]
JR北海道、北星駅の夜。

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